【20190809_九州大学プレスリリース】日本・米国・英国の 6 大学による世界初の国際憲章の締結

日本・米国・英国の 6 大学による世界初の国際憲章の締結
~International Cybersecurity Center of Excellence Charter Agreement~

本学は、2019年7月に、慶應義塾大学、ノースイースタン大学(米国)、メリーランド大学ボルティモアカウンティ校(UMBC)(米国)、インペリアル・カレッジ・ロンドン(英国)、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校(英国)の日本・米国・英国の6大学による世界初の国際憲章(チャーター)の締結を行いました。現在、世界トップ 25 大学により運営されているInterNational Cyber Security Center of Excellence (INCS-CoE) は、今回の国際憲章締結により、国際間による産官学を視野に入れたサイバーセキュリティ分野のさらなる発展のため、今までない、より強固な国際組織へと進展しました。

日本・米国・英国の6大学の塾長、総長、学長レベルによる国際憲章に署名したことは世界初で、本合意により INCS-CoE がさらに強固な国際組織になることで、以下のような効果が期待されます。

(1)国際間にまたがる組織の特徴をより有効に活かす

(2)国際的な研究、政策、教育により強く参画する

(3)産官学での連携をより推進する。

また、今後の取り組みとして、以下が挙げられます。

(1)研究分野でのトラストサービス、グローバル・サプライ・チェーン、IoT & OT 等

(2)政策分野での Data Free Flow with Trust、情報共有、プライバシー等

(3)教育分野での C2C CTF (Country 2 Country Capture the Flag)、プロフェッショナル用の資格、博士等の学位取得。

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本学サイバーセキュリティセンターは設置以来、学内外のサイバーセキュリティ連携にも務めてきましたが、今回このような国際的なサイバーセキュリティの国際組織の重要なメンバーになったことで、サイバーセキュリティの教育・研究活動にさらに拍車をかけていきたいと考えています。

サイバーセキュリティセンター  センター長  岡村耕二