研究課題名 「超高齢社会支援へのIoT技術適用に関する日米異文化比較研究」
プロジェクト責任者名 岡村耕二(九州大学 サイバーセキュリティセンター)
試験責任者名 錦谷まりこ(九州大学病院 メディカル・インフォメーションセンター)

 

参加される方への説明文書(PDFファイル)

 

<臨床観察研究について>

九州大学サイバーセキュリティセンターと九州大学病院 メディカル・インフォメーションセンターでは、ICT(情報通信技術)を利用したコミュニケーションと孤立に関わる健康状態を調査し、健康を維持・増進するICT利用の有用な情報を社会全体へと提供できるように調査研究を行っています。研究上、調査する内容に個人の生活習慣や行動など健康情報を含みますが、調査対象者へ積極的な働きかけ(介入)をしないため、このような研究を一般に「臨床観察研究」といいます。

今回の研究の実施にあたっては、九州大学医系地区部局臨床研究倫理審査委員会の審査を経て、研究機関の長より許可を受けています(許可番号2020-582)。

 

<研究の目的や意義について>
この研究調査では、ご高齢の方の抱える健康や自立の問題と関連して、お仕事などの社会活動や地域の生活の様子などを伺い、携帯電話やインターネットなどの情報通信技術をいかに活用していくかを考えるための資料を得ます。得られた研究資料は、アメリカの研究者らが同様にご高齢者から伺って得られた資料と比べます。高齢化が進む先進国として、ご高齢の方が健康維持し、自立した生活を長く継続していくために必要な条件や情報通信技術を明らかにすることが本研究の目的です。
一般的に仕事を辞めたり、健康状態が少しでも低下していくと、人との交流の機会が減り、気持ちが滅入ったり、次の活動へ取り組む気持ちが失せたりします。そうなるとますます健康状態が悪くなり、生活の質が落ちてしまいます。携帯電話やインターネットなどの情報通信技術をうまく活用することで、交流の手段が増え、生活を楽しむことが出来ると考えられるため、この調査にご協力いただくと、有効な情報通信技術の使い方を明らかにでき、また、それを応用することで多くの人の生活の質が上がることが期待されます。

 

<お問い合わせ先>

事務局

(相談窓口)

担当者:九州大学病院 メディカル・インフォメーションセンター

特任准教授  錦谷 まりこ 

連絡先:〔TEL〕092-802-2662(内線90-2662)(SICORP-US事務室)

メールアドレス:nishikitani.mariko.585*m.kyushu-u.ac.jp

(送信される際は、「*」を@に置き換えてください)