【企業から見たサイバーセキュリティ】 Yahoo! JAPANとの連携

九州大学では、学部1年生対象にセキュリティ教育に関する講義をおこなっています。 その取り組みに賛同していただき、2016年の秋からヤフーの社員にも一部講師として関わっていただいています。

その後、さらなる連携強化のもと今に至ります。

(※enPiT2の連携企業としても協力いただいています)

 


学生のヤフー会社訪問

そして今年、夏期講義を受講した学生から参加を募り、6名が下記の日程で会社訪問をさせていただきました。

◇◆◇ 行 程 ◇◆◇

  • 8/29日(水)  移動日
  • 8/30日(木)  ヤフーオフィス見学、及び座談会等
  • 8/31日(金)  データマーケティングやセキュリティ対策、プログラミング等
  • 9/  1日(土)    移動日


学生の感想

インターネットの多様性

 この二日間の見学でお話を聞いた分野だけでも、通信技術の研究、企業のセキュリティ、最先端技術とのコラボレーション、オークション、データマーケティング、ユーザセキュリティ、プログラミング、動画の8つの分野がありました。ほかにも私が思っている以上の多くの分野があると思います。多様性があるからこそ可能になることがある反面、使い方を間違えれば社会を混乱させることができるツールだと思いました。

印象的だったこと

 マーケティングに興味があったので、ヤフーのマーケティングについてお話を聞けたことは非常に興味深かったです。ヤフーはその膨大なビッグデータを用いて、利益を生み出すのはもちろん、課題解決をすることで社会貢献を実現している点に感動しました。
 またGYAOや防災訓練など多様なコンテンツがあり、非常に楽しめました。
 最後の意見交換会では、多くのヤフー社員の方々とお話しでき、ドローンについても意見交流をすることができたので、楽しかったです。

Hardeningについて

「多用なサイバー攻撃に対応しながらサービスの売り上げを競う」という目的のもと、実践的にセキュリティの重要性を再認識できる機会が社内にあることが画期的だと思った。セキュリティの重要性を頭では理解しているけれど実際にはあまり重要視していない節が社員のなかにもあるので、そのような意識を変えていかにセキュリティが重要であるかを本当の意味で理解させる場を提供しているヤフーは、社員へのフォロー・教育が手厚いと感じた。普通の企業では社員がなかなか体験することができないことをヤフーは行っているところが印象的だった。

 

ヤフーさんのCorporate Blogに、九州大学サイバーセキュリティセンターとの講義のタイアップのことや、2020年代を見据えたセキュリティ対策の今後、さらに今回の会社訪問の様子を記事として挙げていただいています。

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