2th 【企業から見たサイバーセキュリティ】 Yahoo! JAPANとの連携
]昨年に引き続き今年もヤフー本社の見学をさせていただきました。
2019年度(夏学期) 企業から見たサイバーセキュリティ
ヤフー株式会社見学について
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▶ 旅行期間
2019年8月28日(水)~8月31日(土) 3泊4日
▶ 見学先
ヤフー株式会社 本社
東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
TEL:03-6898-3173
https://about.yahoo.co.jp/info/company/
▶ 参加者

夏学期受講生より12名の学生が参加
◆ スケジュール ◆
■ 8月28日(水)
11:20頃 余裕を持って福岡空港へ(昼食 各自)
12:20 福岡空港発(ANA252)
14:10 羽田空港着
ホテルへ移動・夕食(各自)
ホテル泊
■ 8月29(木)
朝食(各自・ホテル)
10:00 ヤフー株式会社2階
オフィスエントランス(入館手続)
13:00 昼食(社員食堂またはオフィス外近辺)
18:00頃 退館・解散
夕食(各自) ホテル泊
■ 8月30日(金)
朝食(各自・ホテル)
10:00 ヤフー株式会社2階
オフィスエントランス(入館手続)
13:00 昼食(社員食堂またはオフィス外近辺)
18:00頃 意見交換会
退館・解散 ホテル泊
■ 8月31日(土)
朝食(各自・ホテル) 昼食(各自)
14:45頃 余裕をもって羽田空港へ(各自)
15:45 羽田空港発(ANA261)
17:35 福岡空港着
帰宅(各自)
学生の感想
※この見学の「まとめレポート」として提出していただいた中から抜粋しています。
セキュリティ対策に携わる現場の声
- 研修では社内で行われるセキュリティ対策の大会についてや実際にセキュリティ対策をしている部署を見学し、現場の声を聞くことができた。サイバー犯罪が世界で起こっていることを体感することができたため貴重な体験となった。
斬新な環境に驚嘆
- イメージを超えるような斬新さやすばらしさがあり自分の中の企業というイメージが一新された。まず、「働いている環境」が本当に会社なのかと思うほど、自分の想像していたオフィスとは異なり、本当に社員さんが働きやすいように配慮されているなと感じた。芝生エリアだったり、マッサージチェアだったり会社内で環境を変えられることがいいなと思った。また、机の配置にしてもわざと導線を変化させることによって、社員さん同士の出会いを増やすところがデザインの観点から工夫されているなとも感じた。他にも、壁一面がホワイトボードになっていたところもいろいろなアイデアが生まれる環境になっていると思った。
- 私が特に驚き、憧れを持った事はヤフー株式会社が自由なワークプランを用意し、働きやすい職場環境を整えている事とCSRやSDGsに積極的に取り組んでいる事でした。
未知との遭遇
- この四日間は未知との遭遇だらけでした。そもそも東京に行ったことが殆どなく、行ったとしてもまともにまちを見てまわったことがなかったので新鮮な体験ばかりでした。その中で学べたことがいくつかありますが、特に強く感じたのは東京の大きさでした。私は生まれてからほとんどの時間を福岡で過ごしてきて、ある程度「都会とはこういうものだ」というものが出来上がっており、東京は福岡を数段階大きくしたくらいなのだろうと思っていました。大間違いでした。人の量、ビルの高さはもちろん施設の種類であったり交通網の発達具合であったり大学生の積極性であったり私が見た東京は想像の遥か上を超えていきました。これまでは福岡以外のまちを知らなかったが故に、福岡というそこそこ恵まれている土地に住んでいるからいいだろうという思いを抱いていましたが、大きな差があることを肌で感じました。まさに井の中の蛙でした。こちらに住んでいると体験できないようなことまで東京ではできてしまうと感じ危機感を覚えました。能動的に行動していかなければ彼らに置いて行かれてしまうに違いないので負けないようにやれることをやっていきたいです。大学一年生の夏に滅多にできないような経験ができてよかったです。このような機会を与えていただきありがとうございました。
社会に対する利益の還元
- ヤフー株式会社が、様々な活動を通してその利益や強みを実社会に還元していける仕組みを整備している、というのは私にとって非常に興味深い話であった。CSR/SDGs の考え方に立脚して、NPO 法人などと協力して途上国の福祉や日本国内の教育向上に貢献する活動を精力的に行っており、経済だけではない様々な方面からも注目されているのだという。私は、これもまた「アプローチの種類を増やす」試みの1 つであると考える。ヤフー株式会社が、顧客の声を聴いてコンテンツを成長させていこうとする、という試みの中で、その「成長」のための道筋を新しく開拓していった結果が、この様な「社会に対する利益の還元」という全く新しい試みに示されているのではないだろうか。
生涯を通じて成長していける自分をめざして
- セキュリティの話が主題であったが社会貢献やマーケティングについても話があり、所属や今後の進路に関わらず今後の大学での学びのヒントとなることを様々学べた2日間であった。講義全体を通して、単に知識や技術を身につけるだけではなく、状況に応じて的確な判断をしたり個々のニーズに合わせて活動していく力を身につけることの重要性を感じた。またヤフーの社会貢献の姿を見て、大企業やそこに勤める社員にとっての社会的責任についても知れた。私も大学在籍中から自分の所属する組織の利益だけ考えるのではなくより多くの人が幸せになれるようなアイデアを模索していきたい。また就活に関するアドバイスも多数いただけたので是非実践していきたい。大学生の間だけではなく社会に入ってから重要視される人物像について多くのことを知れたので、今後困ったことがあったら今回の見学会の内容を振り返りつつ、生涯を通じて成長し続けられるような人物を目指したい。
- ヤフーのオフィスには社員に対する細やかな心配りが感じられた。初めて会社見学というものに参加したが、ヤフーの社員さんたちが皆スーツではなく私服だったからか私が描いていた会社像とは大きく違っていて解放的な印象だった。ヤフー株式会社見学の4日間を通して今回の参加者を含めた多くの方々の話を聞いて見聞を広めることが出来た貴重な体験となった。
心理学の内容と絡めて
- Yahoo! JAPANでの会社見学をきっかけにして、攻撃側のクラッカーと守備側のSOC、CSIRTの視点を取り上げ、近年の攻防状況について検討してきた。その結果、攻撃側は「人間の心理的弱点」を狙う傾向にあり、守備側は被害を最小に抑えることに注力していることが分かった。しかし、「人間の心理的弱点」という脆弱性に対する対応については取り上げることができなかった。ここについては、心理学の内容が絡んでくる。今後の課題は、ネット社会における「人間の心理的弱点」の克服措置について心理学の分野も絡めながら検討していきたい。